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映画生活

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『夜の大捜査線』

最近、比較的新しい映画ばっかり観てたから、
少し古めのものを観てみようと思って、
今日はこれにしました。

夜の大捜査線 [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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ミシシッピーの田舎町スパルタの夜はうだるような暑さだった。

警官サムは深夜のパトロール中、
町の実業家が殺害されているのを発見した。

捜査を開始し、気負いたったサムは、
駅で列車を待っていた黒人の身柄を拘束する。

しかし、その黒人バージル・ディップスは
フィラデルフィア警察の殺人課の優秀な刑事であった。

初めて殺人事件を扱う署長のギレスピーは
ベテランのディップスに協力を頼みたいと思ったが、
人種偏見の強い土地柄、どうしても頭を下げることができなかった。

しかし、ギレスピーはしぶしぶ助力を頼みこみ、
耐えず衝突し、感情を抑えながらもディップスと捜査を続けていく。

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名作と呼ばれるものは、
派手なアクション、CG、ましてや3Dなんかなくても
十分緊張感を与えてくれるものだ。

この映画、
なんといってもストーリーが分かりやすい。

無駄にややこしくさせる事件も起こらず、
ディップスが捜査を進めていく過程にのみ焦点を当てている。

ストーリーが分かりやすいから、
そこに関わる人々の人間描写に集中できる。

黒人であるディップスに対する感情は、
直接的な言葉と言葉にしない視線で表現される。

これがすごいんです。

こういった部分に目を向けられるのも、
ストーリーが分かりやすいおかげです。

一つだけ気になったことがある。
ギレスピーが、ディップスに
「お前は考え方も白人みたいだな」
ってことを言う。

その後のディップスのすごく複雑そうな顔。

後々、何か語られることとか、
ディップスに変化がみられるのかとか、
いろいろ考えてたのに何もなかった。

あれはいったい何だったのか。。。
分かる時はくるのかな??w

あと、サスペンス映画にしては
すがすがしい終わり方をしてくれたことに、
少々驚きを隠せない。

最後はつられて笑顔になれます。
# by cinema-life | 2010-12-05 00:45 | 洋画