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日本の奨学金はこれでいいのか!(奨学金問題対策全国会議(編))

日本の奨学金はこれでいいのか! ―奨学金という名の貧困ビジネス

伊東達也 / あけび書房

借りる前に読むべし。

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タイトル通り、これでいいのか!!って思う一冊。

構成としては全4章。

第1章では日本における奨学金というものが
どのようなもので、
今現在奨学金に関してどのような問題が起きているのか、
その背景には何があるのかっていことがまとめられている。

奨学金って勉強のためのお金貸してくれるんだろう。
位にしか奨学金を思っていない人は
たぶん、この章を読んだだけで血の気引くと思う。
侮る莫れ奨学金。

第2章では奨学金を借りたけれど
返せなくなった人々の例があげられ、
日本学生支援機構がどのような方法で
返済を要求してくるのかってところをルポで紹介。

サラ金さながら。
ここを読めば、返さなくちゃいけないこともそれが大変だ
ってわかってる人もちょっと心配になっちゃう。

第3章では、返済困難になったりした場合の救済方法なんかを紹介。
また、奨学金に関する被害を出さないための提言なんかがされてる。

ここまで来ると、逆にサラ金と呼んでもいいのではないかと思える
支援機構のあり方にうんざり。

第4章は座談会って感じ。

とにかく、この本を読むと、
今の奨学金のあり方の問題点がよくわかる。
奨学金そのものよりもっと広い範囲での教育に関する改革が
求められるよね。

そりゃ、小学校から大学まで学費は無料であった方がいいけど、
それだけの財源をどっから出してくるのかっていう問題もある。

難しいな。

安易に奨学金を借りすぎてるっていう見方もあるし、
借りないと仕方がないって場合もある。

私としては、みんな横並びで大学入って就職するっていう
この形を変えればもうちょっとましになるんじゃないかと思った。

本の中でも指摘されてたけど、
ヨーロッパの方では社会人と大学生の境目があいまいであると。
一度社会に出てから学びなおすチャンスとかがもっとある
世の中にしていきたいものだ。

進学や就職について、学ぶこと働くこと、
さまざまなことを考える一つの機会になる。
そんな本だと思う。

ただ、全体的に社会主義思想ちっくな感じがするのは
やっぱり奨学金問題っていう社会保障の充実についての話だからなのよね。
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by cinema-life | 2013-11-18 17:37 | 単行本

破戒(島崎藤村)

破戒

島崎 藤村 /

読みにくいこと甚だしいが、読むべきものである。

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明治になり、江戸時代から続いていた
士農工商の身分制度がなくなった。

江戸時代は士農工商の身分の下に置かれた
えた・ひにんと呼ばれた人々は
平民となった。

だけども、突然今まで自分たちより下の身分だった人たちが
同じ身分になったって言われても、
すんなり受け入れられるわけもなく、
今まで同様差別される存在であった。

えたの身分であったことをひた隠しにする
主人公丑松の心の葛藤がすごく丁寧に書かれている。

この作品のあらすじ程度は知っていたけれど、
全体的にどれほどの量の本か知らずに読み始めたので、
少し途中で飽きてしまった。

これはkindleの悪いところ。
紙の本だと分厚さ感じて読んでいけるからね。

さて、未だに差別として残っているこの問題。
一度は読んでおくべきだと思って手に取ったけど、
一度と言わず何度か読むべき本かもしれない。

そして、意外に好きかも島崎藤村。
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by cinema-life | 2013-11-18 16:57 | kindle本

『ネバーエンディング・ストーリー』

ネバーエンディング・ストーリー エクステンデッド版(初回限定生産) [Blu-ray]

ワーナー・ホーム・ビデオ

ファンタジー映画では名作中の名作だと思う。

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子どもの時から何度観ただろう。
大人になってからは全然観なくなったけど、
話は鮮明に覚えていた。

本が大好きなバスチアンが
「果てしない物語」を読み始め
どんどんその物語に入り込んでいく様子をみて
自分もどんどん物語に入り込んでいく感覚を持った。

子どもの時にずっと観ていたのは
吹き替え版だったので、
今回は吹き替えではないバージョンを観ようと思い、
字幕にしてみたのだが、
吹き替え版が馴染みすぎていたので違和感ありあり。

何でもかんでも字幕バージョンがいいって訳ではない。
吹き替えにも吹き替えの良さがあるってことを実感。

内容は安定して面白い。

何度観ても面白い、
先が分かっていてもハラハラドキドキする映画、
これこそ名作と言わずして何とする!!
って感じ。

『モモ』も観たくなってきたなぁ。
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by cinema-life | 2013-11-05 17:15 | 洋画