みなさんご存知の、
現存する最古の歴史書である古事記。
ずっと読んでみようとは思っていたものの、
たくさんある現代語訳の中から、
どれを読むのがいいのかわからず、
先送りにしていたのだが、
テレビでこの著者、竹田恒泰さんを見ることが多くなり、
結構、面白い人だなぁと思い、
この本を買ってみた。
古事記に書かれていることが事実かどうかとか、
本当に天皇は神の子孫であるのかどうかなど、
そんなことはどーでもいい。
日本が神によって作られた素晴らしい国で、
日本の象徴たる天皇は神の血をひくもので…、
そんなこと私の今の立場でいうわけにはいかないし、
思ってもいない。
ただ、これを読むと、結構人間の本質ついてるなぁって
思うこと多かった。
その点では古事記ってやっぱり日本の歴史を描いてる。
これね、神様の話がほとんどなんだけど、
結構神様って人間臭い。
男の神様はきれいな人見つけるとすぐ結婚しようとするし、
すぐ子供作るし、姉妹で嫁いできたのにブサイクだからって
お姉さんだけ実家に帰したり、
奥さんに隠れて浮気もするし…。
今の人間となんらかわらんやん!!ww
そんな風に思いながら読み進めていった。
本自体はすごく読みやすいが、
やはりおもしろくないところはある。
ドラマチックなところはいいとしても…。
そーいうところはサクサクっと飛ばしていくといいと思う。
合間合間に挟まる解説もすごくわかりやすく、
むしろそれだけ読んでいきたいなって思うことも。。。
とりあえず読もうって人にはお勧め。
ただ、古事記の内容をしっかり把握したい人は、
これだけではなくほかの人の作品も読むべきかなと思った。
っていうか、原文読めたらもっといいんだろうけど…。