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映画生活

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『おおかみこどもの雨と雪』

人間の姿をしていながらも
おおかみおとこという正体をもつ
男と出会った大学生の花。

2人は惹かれ合い、
やがて子どもを授かる。

姉の雪と弟の雨は
人間とおおかみの二つの顔を持つ、
おおかみこどもだった。

都会の片隅で正体を隠しながら
つつましやかに暮らす4人は
幸せそのものだった。

しかしある日、父が死んでしまい、
幸せな日々に終止符が打たれた。

おおかみこどものきょうだいを抱えた花は、
豊かな自然の残る田舎に移ることを決意する。

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すごく泣くって言ってる人が多かった。
あんまり映画館で泣くのは好きではないから
かなり気合いを入れて行った。

全く泣けなくて、あれっ??って思った。

グッとくるものは多かった。
だけどぐずぐずになるほど
泣けるものではなかったかな…。

私が思うに、これは自立の話。

おおかみこどもであるという特殊性を
少し脇に置いて考えると分かりやすい。

雨がおおかみであることを選び山に行くのは、
自分だと大学に入学して家を出るに近い。
(年齢の事については考えない…ww)

親は実家を出ることを選択肢としては与えてくれるけど、
心の葛藤はやっぱりあって、
本音としてはいつまでも側にいてほしい。

けど、家を出て自立することを決意した子どもに対して、
最終的には笑顔でO.Kをだす。
そして、母親は子離れしていく。

つまりはそうゆうことでしょ。

花もそうだったね。
おおかみでも人間でも選べるようにって言っているくせに、
いざ雨がおおかみを選択して、山に行くというと反対。

でも最終的には笑顔で認める。

これって簡単なようですごく難しいことなんだと思う。
だからこそ、花の最後の笑顔が効いてくるじゃないかな。

子どもの自立を笑顔で受け入れる親って、
かっこいいし、子どもとしてはありがたいとも思う。

最後に、これは子どもが観ても理解できない作品。
アニメってことで子どもの姿が多かったけど、
子どもが楽しめるものではないよね。

子どもにはアニメをみせればいいなんて
単純に考えてる親は映画なんか観なくていいよ。笑
by cinema-life | 2012-08-15 23:05 | アニメ
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