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映画生活

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『探偵はBARにいる』

『探偵はBARにいる』_d0208554_934580.jpg


札幌・ススキノ。
この街の裏も表も知り尽くした探偵は、
いつものように行きつけのバーで
相棒兼運転手の高田と酒を飲み、
オセロに興じていた。

そこへ"コンドウキョウコ"と名乗る女から電話が…。

職業柄、危険な匂いには敏感なはずが、
簡単な依頼だと思い引き受け、
翌日実行。

だがその直後に拉致され、
雪に埋められ、半殺しの目に遭ってしまう。

怒りが収まらぬ探偵のもとに、
再び"コンドウキョウコ"から電話が入る。

その依頼を渋々こなし、
自力での報復に動きだした探偵と高田は、
知らず知らずのうちに事態の核心に触れていく。

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非常に面白かった。

ストーリーでの事件そのものに関して言えば、
別にこれと言っておもしろいわけではない。

先が読めるし。

ただ、日本のハードボイルドを
久々に観たなぁと思うくらいだった。

やけに血が飛びますから…。ww

それでもこの作品がおもしろいのは、
キャストの力かなと思う。

探偵が大泉洋さんだから良かった。
普段テレビで観る大泉洋さんは、
お笑いの部分が多い。

そんな人がクソ真面目に二枚目の役をやっている。
そこがすごくいい。

この探偵役がもし二枚目俳優さんだったら、
多分こんなにいい作品になってないし、
探偵の印象もなんだかイラッとするものになっていたと思う。

二枚目顔があんな男のロマンの塊みたいなバーに行きつけてて、
オセロなんかやってて、
挙句の果てに、
「依頼人の命を守るのが探偵」なんてセリフぬかしたら、
もう嫌味でしかない。

大泉洋さんだからカッコよく見えてしまうのだと思う。

また、松田龍平さんとの掛け合いに
チラチラかわいらしさの入った笑いがあるのも
大泉洋さんだからできたことだと思う。

松田龍平さんの脱力加減も最高ですが。。。ww

『アフタースクール』での大泉洋さんもすごく良かった。
役者・大泉洋が意外に好きかもしれないと思う今日この頃。
by cinema-life | 2011-10-04 09:17 | 邦画
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