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映画生活

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天下取り

大学の図書館で見つけて、
おもしろそーって思い、
思わず借りてしまった。

基本的に本は買う派なんですけどね。

地理から見た信長・秀吉・家康の戦略

足利 健亮 / 創元社

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日本史上最も有名な人物である。
といっても過言ではない3人。

織田信長・豊臣秀吉・徳川家康

彼らがいかにして天下を治めていったのか。。。
これを地理学的な視点からみる。

まず、信長編。
尾張の小さな武将だった織田家が、
いかに濃尾の覇者となったのか。
信長はなぜ安土を選んだのか。

次に秀吉編。
京都に築いた聚楽第。
伏見城と城下町。

最後は家康編。
家康が江戸を選んだ理由は。

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面白そうと思った割には大したことなかった。

もっと目新しいことでも書かれてるかと思ったのに、
大学の授業で聞いたことばっかりやった。

ただ、そのおかげで書かれてる内容については
理解はできた。
まぁ歴史を勉強してない人が読んだところでわけわからんでしょう。

ちょっと初心者には不親切かな。

でも、秀吉編の伏見城のところは、
京都に住んでる人は読むべきやね。

伏見城下町、
つまり、今の近鉄桃山御陵前あたりのことについて書かれてるから、
すごくイメージがしやすい。

秀吉が伏見に城をつくった理由とかが、
城下町の中の通りとか筋とか町の名前とかをみていくと、
推測できる。

伏見港の重要性とかね。

次にあそこに行くと、
見る目が変わること間違いなし。

ここがあの有名な武将の家があった所か!!

ってのが地名見るだけで分かるから。

後は、
信長が安土を選んだかってところもなかなか面白い。

うちは、歴史勉強するようになって、
余計に感じるようになったんやけど、
近江(今の滋賀県)っていう国は、
意外に重要な土地みたいやねん。

平安時代も近江国を治めていたのは
藤原氏やったし、
延暦寺とかあるからかなぁとか思ったり。。。(理由はよく知らんw)

これを読むと、
ちょっと滋賀県バカに出来なくなるかも。w

まぁこんな感じの本でした。
歴史地理はすごく面白い分野。

ぶっちゃけ、
こんな本読むより、
自分で古地図と現在の地図を手に入れて、
現在の地図に古地図をトレースして…

って自分で、
城下町とかの地理的景観を再現して
自分なりにあーだこーだ考える方が断然面白い。
地図上で分からなくても、
その土地に行ってみると気がつくこともある。

そーやって歴史を楽しんでみるのもいいと思います。
by cinema-life | 2010-11-30 23:24 | 単行本
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